キーボード修理(Filco FKB-101E)
本日は連休初日と言うことでキーボードの修理を行いました。
3枚あるFKB-101のうちの2枚が壊れていました。
このキーボードは音が非常にうるさいのですが、お気に入りで、
会社で使っています。かなり不評です。
が、私はチームの癌的な存在なのでいいのです。
このキーボードはもう生産中止らしくて、流通在庫もなさそう。あぁ、、。
一枚壊滅的なのでパーツ取り用にすることにしました。

キートップが黒いのがパーツ取り君です。合掌。
白い方はエンターがチャタリングします。たまに一回押したら二回改行が入力されます。こいつをなおそうかと。
こいつらはキーのスイッチにALPSのものを使っているそうです。
さて、今回キーボードをいじるのは初めてだったのでいろいろといじってみました。
意外と造りはシンプルでした。
1.指が触れる部分はキートップ→2.軸が押されてスイッチを押す→3.スイッチがつながり基板上でショートする→4.なんかのICに信号が伝わりシリアル信号になる
といった感じじゃないかと想像できます。詳しい機構の説明は
http://park16.wakwak.com/~ex4/kb/tech_alps_bigfoot.htm
が有名なようです。
まず疑ったのが2のスイッチの所です。
スイッチをばらして電極の金属を微妙に曲げたりがんばってみましたが、
チャタリングどころか全く入力できなくなってしまいました。しまった。
スイッチを完全にだめにしてしまったと思ったので、スイッチごと交換しようかな、と考えました。
パーツ取り君からスイッチを外して・・・とやっていたら、実は取り外すのが難しいことが分かりました。スイッチの足がもげて使えなくなってしまうようです。むむっ(後に取り方を会得)。
もういちど現象のチェックから。
・Enterキーを押しても何も入力されない
・電極同士をテスターでチェックしてみたところ、ちゃんと動いているようだ(おっ!)
・電極同士をショートさせても何も入力されない。
てことで、今までスイッチを疑っていましたが、ぬれぎぬで、3の基板周りが怪しくなってきました。
ということで、基板の接触不良を疑うことに。
はんだごてで電極の半田を一旦溶かして、新しい半田を流し込みましたがNG。そう簡単ではない。困った。
そこで気づいたのがEnterキーは特殊で、電極が露出しているところが複数あるようなのです。スイッチの電極を本来のホールではなく近くの別の所にくっつけたらどうかな?と考えました。
リード線でつないでやると、うまくいったようです。やるじゃん。
※電極をテンキーのEnterにつないでしまう、という方法も考えましたが、あまりに凶悪なのでやめました。
ハードウェアいじりは不得意なのですがなかなか楽しめることが分かりました。
リード線やら吸い取り線などを買うことになるとは・・・まるでオタクです。
同じスイッチを使っていると思われるAtessaのキーボードも「o」が怪しいのでがんばって直す予定です。
以下感想とメモ。
・チャタリングする場合は接触を疑う。判定方法は電極をショートさせてスイッチを押したときと現象が同じなら半田不良、かな?
・Enterキーのスイッチを分解してごちゃごちゃいじったためか、キーのタッチが悪くなった。がーん。
・パーツ取り君も復活させたいところ。スイッチのばら売りに期待。
・スイッチの外しかたのこつがわかった。網線で丁寧に電極周りの半田を取り除き、ホールから完全に電極が離れるようにする。で、ラジオペンチで上下にスイッチを挟み引き抜く。完璧。
・PS/2-USBアダプターは便利。動作確認するときにUSBだとPCを再起動することなく試せるので非常に有用。
・会社の製品の評価基板に直接PS/2の信号が入れられるといいのに。USB経由だとハードをいじらずいけるか?
・CTRLとCAPSが入れ替わっている変則101キーボードなのだが、基板上では二つのキーがパターンカットとジャンパで入れ替えられていた。意外と原始的。
・いよいよだめになったら、他のキーを使えなくして、そこにリード線でジャンパし、キーボードドライバの方で入れ替える、という邪道もありかも。
パーツ取り君の尊い犠牲のおかげでキーボードを長生きさせられそうです。
